グレーの天板に載ったフィナンシェとマドレーヌ

マドレーヌとフィナンシェの違いを詳しく解説!共通する魅力も紹介

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マドレーヌとフィナンシェは、贈り物やお土産に人気の焼き菓子のひとつです。でも、それぞれの違いは意外と知らない人も多いのではないでしょうか。もちろん、似ている部分もありますが、実はルーツや材料、作り方といったさまざまな点で違いがあり、味や食感もそれぞれ異なる特徴があるのです。
この記事では、マドレーヌとフィナンシェの違いを詳しく解説していきます。それぞれの特徴を改めて知ることで、プレゼントやおやつ選びも今より少し楽しんでいただけるのではないでしょうか。

1.【ルーツ・名前の由来】マドレーヌとフィナンシェの違い

フランス・ロレーヌ地方にあるスタニスラス広場

マドレーヌとフィナンシェは、どちらもフランス発祥の焼き菓子として知られていますよね。使用する材料やお菓子のサイズ感など似ている部分も多いのですが、実はそれぞれ別の時代に誕生した歴史があります。まずはそれぞれの歴史と名前の由来について確認してみましょう。

マドレーヌの歴史と由来

マドレーヌの由来は諸説ありますが、中でも有名な説をご紹介します。
18世紀ごろ、パーティーの準備中にも関わらず、菓子職人が機嫌を損ねて帰ってしまったことから、ロレーヌ公スタニスラスに仕えていた「マドレーヌ・ポミエ」というメイドが、厨房にある材料とホタテの貝殻を使用して、祖母から教わったお菓子を作りました。
彼女が作った、かわいらしく上品な甘さを持ち合わせたこのお菓子を公爵は大変気に入り、その女性の名前から「マドレーヌ」と名付けたと言われています。

フィナンシェの歴史と由来

フィナンシェは、17世紀ごろ、カトリック教会の修道女たちによって、フィナンシェの原型が生み出されたといわれています。
1890年にフランスで刊行された「フランス菓子覚書」には、現在の形のフィナンシェを考案したのは、パリの証券取引所近くで店を営んでいた菓子職人だと記されています。多忙な金融マン(=フィナンシェ)が、スーツを汚さず手早く食べられるようにと、現在と同じ形のフィナンシェを考案したと言われているのです。
多忙な金融マン(=フィナンシェ)が、スーツを汚さず手早く食べられるようにと、現在と同じ形のフィナンシェを考案したと言われているのです。
またフィナンシェ(financier)は、フランス語で「金持ち」「金融家」を意味する言葉で、パリの金融街周辺で広く愛されていたと言われています。縦長の形が金塊と似ているので、フィナンシェと名付けられたという説もあります。

2.【型】マドレーヌとフィナンシェの違い

細長い貝殻型の金型と長方形の金型

マドレーヌとフィナンシェの分かりやすく大きな違いは形状です。マドレーヌといえば、ぽっこりと膨らみがある貝殻の形で、フィナンシェは長方形の金塊型が一般的。お店によってさまざまな形状で提供されますが、こちらでは基本の型を中心に解説していきます。

マドレーヌの型

一般的に、マドレーヌの型は細長い貝殻(シェル)型、またはホタテのような丸い貝殻型です。この形がマドレーヌの一番の特徴ともいえるでしょう。また日本では、特有の型として菊型を使用したカップタイプのマドレーヌもあり、貝殻型と一緒に今でも親しまれていますね。

フィナンシェの型

フィナンシェは、通常、金の延べ棒(インゴット)を模した薄い長方形の形状をしています。型は浅めの長方形で、表面に凹凸はなく滑らかです。近年ではオーバル型やスティック状といったさまざまな金型で作ったフィナンシェも登場していますよね。

3.【特徴】マドレーヌとフィナンシェの違い

テーブルの上にある薄力粉、卵、調理器具

一見似ているように思えますが、材料と作り方が異なり、味もさまざま。例えば、溶かしバターにするか焦がしバターにするかなどなど。ここでは、マドレーヌとフィナンシェの材料と食感について詳しく解説していきます。

マドレーヌの材料・味や食感

マドレーヌは、バター・砂糖・小麦粉・ベーキングパウダーといった主な材料に加えて、全卵を使用します。溶かしたバターをたっぷり入れるので、外側はサクッと、中はしっとりとした食感を楽しめるんです。
焼き上がりは甘い香りが強く、濃厚なバターの風味が特徴のひとつ。フィナンシェと比べると、よりふんわりとしています。砂糖の一部をはちみつに変えたり、すりおろしたレモンを加えたりするレシピも人気ですよね。

フィナンシェの材料・味や食感

フィナンシェは、アーモンドプードルをたっぷりと使用するのがマドレーヌとの違いのひとつではないでしょうか。主な材料はマドレーヌと同様に、小麦粉・砂糖・ベーキングパウダーですが、フィナンシェは全卵ではなく卵白のみで、溶かしたバターや焦がしたバターを使います。
フィナンシェの特徴は、アーモンドと香ばしさとバターの風味です。焼きたては、表面がサクサクとした軽い食感で、中は、しっとりジューシーな味わいです。ご家庭で召し上がる際には、トースターで温めなおすと、香ばしさが増してより一層おいしく召し上がっていただくことができます。

焦がしバターを作っている鍋

4.【作り方】マドレーヌとフィナンシェの違い

黒い金型とフィナンシェ

マドレーヌの基本的な作り方

マドレーヌは、材料を混ぜ合わせて焼くだけで作れるため、初心者でもチャレンジしやすいお菓子ではないでしょうか。

1.全卵を溶きほぐし、砂糖・はちみつ・バニラオイルなどを加えて混ぜる
2.薄力粉とベーキングパウダーをふるいながら加えて混ぜ合わせる
3.溶かしバターを加えてさらに混ぜる
4.生地を冷蔵庫で1~2時間寝かせたのち、予熱したオーブンで焼いて完成

フィナンシェとの違いは、生地を寝かせる工程があること。生地を休ませることで、しっかり膨らみます。

フィナンシェの基本的な作り方

フィナンシェは、マドレーヌと比べるとやや難易度が高めです。焦がしバターを使用する場合は、バターを焦がす工程でちょうどよい加減で焦がすのがポイントとなります。また、生地と混ぜ合わせる際の溶かし(焦がし)バターの温度管理も重要!粗熱をしっかり取ることが大切です。よりおいしいフィナンシェを作るのには、こういったコツをつかむのも大事ですよね。

1.小鍋で溶かし(焦がし)バターを作り粗熱を取る
2.薄力粉とベーキングパウダーをふるいながら加えて混ぜ合わせる
3.薄力粉・アーモンドプードル・ベーキングパウダーを加えて混ぜる
4.溶かし(焦がし)バターとバニラオイルを生地に加えて混ぜる
5.予熱したオーブンで焼いて完成

マドレーヌとの違いは、焦がしバターにする場合はバターを焦がす工程があること、そして生地ができたら寝かせずにすぐに焼く点です。

5.マドレーヌもフィナンシェも手土産や季節のあいさつにぴったり

マドレーヌとフィナンシェはどちらも焼きたてが一番美味しいですが、ギフト用に個包装されたものは常温保存が可能で、日持ちがする焼き菓子でもあります。手土産や季節のあいさつにもぴったりで、年齢や性別を問わず人気がありますよね。数日前に用意しても風味や食感が損なわれる心配が少ないので、贈った相手に長い間楽しんでもらえるでしょう。
マドレーヌやフィナンシェのような焼き菓子は、フォーマルからカジュアルなプレゼントまで、さまざまなシーンに使えますよね。生地に加えるフレーバーやトッピングの変化でお店によって色々なバリエーションもあり、食べ比べをしてみるのも楽しいですよ。

6.マドレーヌとフィナンシェの違い一覧

マドレーヌとフィナンシェは、似ているように見えて、実は材料や作り方、味わいにしっかりと差があることを知っていただけたのではないかと思います。それぞれに魅力的な味わいがあるため、食べ比べるのも楽しいですよね。ここでは、これまでご紹介した両者の違いを一覧にまとめております。

マドレーヌ フィナンシェ
ルーツ・名前の由来 お菓子を作った女性の名前から 金持ち・金融家という意味
シェル型や花型 金の延べ棒をイメージした薄い長方形
材料 全卵・溶かしバター・砂糖・小麦粉 卵白・溶かし(焦がし)バター・砂糖・小麦粉・アーモンドプードル
味や食感 しっとり・ふんわり
バターが香り高く甘みがある
軽やか・しっとり
アーモンドの香りが豊かな味わい
作り方の違い 生地を休ませて焼く
全卵と溶かしバターを使用する
生地を休ませる工程がない
卵白と溶かし(焦がし)バターを使用する

7.まとめ

木のお皿の上に山のように盛り付けられたマドレーヌ

マドレーヌとフィナンシェは、それぞれ独自の材料と作り方で作られており、異なる味わいがお楽しみいただけます。マドレーヌは、しっとりとしたバターの風味が特徴で、フィナンシェは、バターとアーモンドの芳醇な香ばしさと焼きたての場合に味わえる表面のサクサクとした食感が魅力です。
最近は色々なフレーバーやトッピングでアレンジされたものが登場し、よりたくさんの方に好まれています。特に、個包装したタイプは保存性もあり、常温で持ち運びが可能なため、プレゼントやティータイムのお菓子としてもぴったりです。ぜひ食べ比べながら違いを楽しんでみてくださいね。

8.おすすめのフィナンシェ&マドレーヌ

エーデルワイスが展開する各ブランドでもお手土産や贈り物におすすめしたいフィナンシェ、マドレーヌをご用意しております。

おすすめのフィナンシェ

【ノワ・ドゥ・ブール】焼きたてフィナンシェ

お皿の上に盛り付けられたフィナンシェ

ローストしたスペイン産マルコナ種アーモンドプードルと、はしばみ色に焦がした国産発酵バター、風味豊かなきび糖が香ばしさの決め手。高温のオーブンで短時間で焼き上げ、中はしっとり、外はカリっとした食感に焼き上げています。こんがりと濃いめの焼き色に、パティシエの美味しさへのこだわりが詰まっています。

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【アンテノール】フィナンシェ

テーブルの上に置かれたフィナンシェ

豊かな香りとコクの上質な北海道産発酵バターを使用。アーモンドと焦がしバターの香ばしさが織りなすリッチな味わいです。甘みと香ばしさの程よい組み合わせがコクを引き立て、しっとりと絶妙なバランスに焼き上げました。

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【ビスキュイテリエ ブルトンヌ】フィナンシェ

木のお皿に盛り付けられたオーバル型のフィナンシェ

金塊型ではなく、オーバル型が特徴のブルトンヌのフィナンシェ。口あたりがやさしく、プックリとしたふくらみが生地のおいしさをより感じやすくさせます。
焦がしバターの深いコクと、皮付きのアーモンドプードルの香ばしさをとじ込めて焼き上げています。隠し味に加えたブルターニュ特産の“ゲランドの塩”が、素材のおいしさを一層ひき出します。

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おすすめのマドレーヌ

【ヴィタメール 】ロイヤル・マドレーヌ

白い天板の上に並べられたマドレーヌ

国産バターを使用し、ふんわり、しっとりと焼き上げた少し小ぶりなサイズのマドレーヌ。コクと優しい甘みが広がる上品な味に仕上げました。バニラの優しい香りが広がる「バニラ」やカカオの香りと深みをとじ込めた「ショコラ」など、数種の味わいでご用意しています。

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【ビスキュイテリエ ブルトンヌ】マドレーヌ

貝殻型の金型とマドレーヌ

ブルトンヌのマドレーヌは、口に入れた瞬間に広がるやさしい味わいが魅力です。練乳を加えて味にコクとやわらかさを出した生地に、レモンの香りが爽やかなアクセントを添えます。

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【ノワ・ドゥ・ブール】マドレーヌ・ママン

布の上に置かれた菊形のマドレーヌ

ほっとするようなやさしい気持ちになれる美味しさをもとめて、こだわりの配合でそれぞれの素材の味わいを引き出しました。はちみつの濃厚な香りと深い味わい、発酵バターにサワークリームを加えたほのかな酸味としっとり感が特徴的なマドレーヌです。

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